一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が、4月2日に発表した、新しい「令和」の時代を迎える国民の
慶びを込めた「令和 慶祝カラー」は、次の花にちなんだ色が選定されました。
「梅」、「菫」、「桜」の春の訪れを告げるこれらのお花、お好きな方も多いのではないでしょうか。
私も大好きです。
5月に令和元年がスタートしましたね。
10月には即位礼正殿の儀、11月には祝賀御列の儀(祝賀パレード)が行われました。
毎年、 11月16日の“いい色の日”に、その年を象徴する色を発表している
一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)から、4月2日に新しい「令和」の時代を迎える国民の慶びを込め、
「令和 慶祝カラー」が発表されました。
今年を象徴する色の記事はコチラ➡☆
「梅」「菫」「桜」は、春の訪れを知らせる日本の代表的な花にちなんで選定いたしました。
どの花の色も、私たちの身近にあり暮らしの中に溶け込んでいる色です。
自然の美しさを愛でる穏やかな日々が未来永劫続くよう、願いを込めて選びました。
「令和」という元号は、万葉集の梅花の歌32首の序文をもとに選ばれています。
「梅」、「菫」、「桜」とも古くから日本人に親しまれてきた花で、梅はもちろん、桜、菫も万葉集に
取り上げられています。
「春の野に菫摘みにと来しわれぞ野をなつかしみ一夜寝にける」という歌からは、菫摘みを楽しみ、
花を愛でていた様子が感じられます。
この令和カラーが発表され、フラワーアレンジやネイル、アクセサリーなどに多く取り入れられました。
意外なところでは、「リカちゃん」が令和元年初日に令和カラーのお着物姿を披露していました。
20年以上前になりますが、私が成人式の時に着た振袖がまさにこの令和カラーでした。
私は当初、成人式に振袖を着る気持ちがまったくなく、母に誘われて嫌々行った呉服屋では
断るつもりでした。
が、この桜色と梅色から菫色へのグラデーションが美しい振袖を見た瞬間、一目惚れをして
もちろん購入。
そのくらいこの三色は私の大好きな色です。
サイ・カラーセラピー的視点でこの三色をみると、ピンクとバイオレットになります。
ピンクは、幸福感、愛とやさしさを表す色です。
バイオレットは、高貴、神秘的な色です。
そして、どちらの色にも共通するイメージが優美、癒し。
確かに、「梅」、「菫」、「桜」とも落ち着きのあるやさしい色で、見ていると心が和み癒されるような
気持ちがします。
令和の英訳は『Beautiful Harmony』、(美しい調和)。
人の心を和ませ、癒すこの三色は、みんなをまとめていくハーモニーカラーと言えるでしょう。
令和の時代も花の美しさを愛でることができる、平和でやさしさがあふれた世でありますように。